初代親子が鬼達との死闘を繰り広げ始めてから四年目の春がやってきました。

都の人口もどんどん増加しています。
そして割合こそ減ってはいますが、無職人口は11500~12500人の間をいったりきたり。
初陣の子を抱えてなおかつ、選考試合の優勝。
一族の血は確実に強くなってきています。
そしてそれは同時に、その血を繋ぎ終えた親たちの終わりが近付いているという事でもあります。
芹香の訓練は隊長の芳しくなくなった珪子に頼み、最近ようやく店頭に並ぶようになった「野山ノ勲章」を購入し、光太郎以下の若手たちは今月もまた討伐へと出向くことに。
今月は鳥居千万宮へ。
高値で売れる「槌」を多く入手できるはずのお稲荷さんですが、赤い火が出なければ手ぶら具合は余所とそう変わりません。
先月選考試合で初陣を飾った澄子ですが。
さすが壊し屋。雑魚と少々渡り合っただけで、あっという間に兄たちに追い付きました。

もちろん、速攻で前列配置へ。
澄子の成長具合が申し分ないので、最奥のお紺さんの許までお参りに。

…………うーん、その辺はどうなんだろう…………
不幸の度合いならウチらも負けてないよねー、とは口に出さず、開戦。
相変わらず誘惑に弱い一族郎党ですが、何とか嘆きの女狐、九尾吊りお紺を撃破。
留守番組の待つ家へと帰りました。
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